金属アレルギーのパッチテストをお勧め。ただし、時期は…
病院で診断を受けていないものの金属アレルギーの自覚がある人はわりと多いと思う。
金属アレルギーがある場合、歯の詰め物が金属だとそのせいで体調悪化の原因の可能性がある。
私は今、働けずリハビリ中なのでこの機会に悪い所は治したいと、前から気になっていた歯医者に行くことにした。
もしアレルギーがあって歯科金属除去が出来るなら、今のうちにと。
金属除去の希望はいきなり言わずに虫歯があるみたいで、とまず歯医者に行ってみた。
タイミングを見計ってさりげなく金属アレルギーがあるかも?と、相談した。
すると歯科金属で使われるのはパラジウムや銀などの金属とのこと。
皮膚科で歯科金属除去が必要との診断を受けると、保険診療ができるとのことだ。
行きつけの皮膚科に尋ねるとパッチテストをする皮膚科は少ないと言われた。行く前に電話をしてみて良かった。
それからネットで検索してレビューで行く皮膚科を決めた。
その時ふと思ったのがパッチテストにも健康保険を聞かせるには?と疑問がわいて皮膚科に電話をして聞いたら歯科医からの紹介状で良いとのこと。
診断書でなくてよいとは、とても助かる。
後日、紹介状を持って予約した日に皮膚科に行った。
パッチテストは背中にいくつもの金属を貼り、48時間後以降に剥がしてかぶれ具合でアレルギーの診断が下る。
貼ってその日から背中が既にかゆかった。シャワーは禁止。2日目には背中が痛かった。
更に2日後皮膚科で看護師さんにテープを外してもらえる時に、痛い痛いと半泣きになっていたのは、実は金属を貼った背中のテープにかぶれてしまい、剥がすのにとても痛いのだ。
顔を歪めながらようやく剥がしてもらうと、そこを濡れた脱脂綿で背中を拭かれ、今度は叫びたくなった。
最早かぶれは傷口のようなもので、そこをアルコールで拭かれたのだ!
しみる!背中が燃えるようだ。うめき声を上げつつ耐えるしかない。
因幡の白兎の気持ちが少しだけわかった気がした。
試練?拷問?はまだ続く。その痛む背中をマジックでつつかれている。
金属を貼ったところに4つの点で印をつけ、16種類の金属の番号を書くのだが、傷口なので点や数字を書かれたら痛いに決まっている。この時も半泣きだ。
それからようやく金属が外された。
その後30分くらい経ってから医師に呼ばれて金属を外した後の反応を見てもらった。
すぐに診断がついたのはニッケルが3プラス、パラジウムが2プラス、アルミニウムがプラスで、あとはいくつか偽陽性。
次は3日後の診察だった。増えていないかチェックするように言われたので、さっき看護師さんがデジカメで撮ったカメラごとスマホで撮影させてもらった。
次の受診までに特に新しく増えたものはなかったが、ニッケルとパラジウムが接触した後のただれが酷い。
軟膏と痒み止め飲み薬は処方されていたが、やっぱりまだかゆいし水泡にもなっていてつらい。
金属の形そのまま丸くシミみたいに茶色くなっている所もあるので治るか聞いてみたら、これは日焼け跡のようにすぐには消えないとのこと。
歯科金属のパラジウムに反応があった検査結果を歯科医に持っていき、めでたく金属除去治療が始まることとなったが。
歯医者は苦手だけど今回は皮膚科の方が辛かった。
パッチテストは5月でまだよかったのかもしれない。
汗が金属を溶かしてアレルギー反応を起こすから痒みや痛みも多そうだしシャワーを出来ないのはキツい。背中にシミもできる。だから暑い時期をさけてのパッチテストをお勧めする。