大人の食物アレルギー体験ブログ

花粉症、食物アレルギー、アニサキスアレルギー、金属アレルギー、健康 美容 病気 怪我などの中でも主にアレルギーに関わることをメインに書いていこうと思っています

子どものミルク、卵アレルギーは治る可能性がある。実際に牛乳と卵が大丈夫に。

今日は大人でなく子どものアレルギーの話。

私の子どもは、乳児の赤ちゃんの頃から顔の赤い湿疹がひどくて見た目にも痛々しそうだった。

ステロイドの塗り薬が欠かせない状態だったが、医師も最初はミルクアレルギーかも?とは思わず私自身も当時は健康体だったのでアレルギーに対する知識がほとんどなかった。

 

離乳食を食べるくらいになった頃、ミルクアレルギーかも?とある大きな病院を勧められて検査をしたらミルクと卵に反応が出ていた。

それからは大豆から作られたミルクに切り替え、卵も除去するようになった。

 

その病院のアレルギー科の指導はなかなか厳しく、牛乳がダメなら牛肉も。卵がダメなら鶏肉も。

 

ハウスダストにも注意するようとのことで、捨てるように言われたのは家の畳全部、羽毛布団と飼っている猫だった。

羽毛布団はともかく、家中全部をすぐにフローリングにするのは経済的に難しかったし、何より子供が生まれるまでは我が子として大切にしてきた猫のことを、はいそうします、とはいかない。

 

指導の厳しさに通院を挫折する人が多いとは耳にしていたが、通院数回で私もその1人になった。

でも食事については指導を守り、市販の離乳食には卵やチキンエキスが入っていたりするので、出かける際も手作り離乳食が欠かせず、ママ友達とのお出かけで皆がレトルトを利用してもうちは冷凍作り置きを持って行くようにしていた。

今ならレトルトでも除去食はあるかもしれないが。

 

その後幸いにも出来る範囲で除去したり気をつけるよう指導してくれる小児科医に出会えた。

指導は体を洗う石鹸だけでなく、洗濯洗剤も粉石鹸にする、柔軟剤は止めるようにとのこと。

その日からすぐ実践出来ることばかりだ。

すると子どもの湿疹もじきによくなり、猫を手放さなくて良かったと心から思った。

 

子どもの卵の除去食は小学校卒業まで続いたが、牛乳のほうは就学前には既に飲めるようになっていた。

 

小学校での、宿泊学習行事や修学旅行の際にアレルギーでの除去食の子どもだけメニューが変わることの手紙が来たので、子どもと一緒に確認をしていた時のこと。

 

同じ学年の子は120人程。

アレルギー持ちはうちの子を含め5、6人で、名前と食べられない物が書かれてあった内容を見て衝撃だった。

うちの子の食べられない物、いわゆる除去は卵だけ。

後の子はいくつか書いてある。覚え切れないほど欄がうめつくされている子もいた!

 

その時うちの子どもが気づいた。1人だけ、『食べられる物』と書かれているよ!!!と。

そしてそれが簡単に覚えられるほど、少ないのには私も一瞬自分の目を疑った。。。。。

 

当然のことながら集団での外食は無理だろう。

どうするのか、といえば食料持参だったらしい。2泊3日なのに。。。

なんて気の毒な、うちの子可哀想と思っていたけど比較にならないほどマシだったんだ?と。

 

その時はまだ少し珍しいケースなんだろうな、と他人事だったのかもしれない。

けど、まさに大人の私が今、その子の状態と大差ない。他人事ではなくなった。

自分がとても可哀想だが、親としてはそれが我が子でなく自分で良かったと思う。

 

ただアレルギー体質は遺伝もあると思うので子どもには、せっかく治ったアレルギーを将来また再発や発症させない為に出来ることがあれば伝えていきたい。

 

子どものアレルギーについては現在育児中のお母さんやお父さんの方が詳しいとは思うのは前提で。

 

私がこの記録をここに書くことによって他の誰かのお役にも立てたら、と思っていることを箇条書きにする。絶対効果があるわけではないかもしれないし可能性の話だが、今の私のように酷いアレルギーにならない為にも。

 

・好物だからと同じ物ばかり続けて食べない。

・口が痒いと思ったらアレルギーの可能性は大。体調が悪い時には出来るだけ避ける。

・花粉症の人は果物や野菜にも気をつける。『交差』で検索して欲しい。

・金属アレルギーにならない為に、ピアスはしない方がいい(うちの子は止めたのにいうこと聞かず10箇所くらいピアスをしているが)

・歯科金属を入れられない為にも虫歯予防に気をつける。

 

あと、添加物の多い食べ物は避けたほうがいい。これは何となくアレルギーと関連がありそうな気がする、と思って検索したらいっぱい出てくる。

食品添加物がアレルギーを誘発すると書いてある。

当時は検索でもこんな情報がなかった。

 

最近はアレルギーの子どもが増えているようで情報も溢れ、例えば代替食材も小麦の代わりに米でできたパスタみたいなものがあり、それが買えるネットショップもたくさんある。

 

最後に、我が子や自分の体験で思うこと。

 

酷いアレルギーになると普段の外食を伴う人付き合い、学校生活、旅行などの行動範囲、出来る仕事の制限などで、心身ともに日常生活に支障が出るだけでなく、生きて行くこと自体が大変になる。

 

医師からの知識も大事だがアレルギーの出方は人によっても違うので、1人の言うことだけでなく何箇所にも聞いて自分でいっぱい検索もして、ご自分やお子さんに合った医師を見つけてほしい。

少しでもアレルギーでお子さんが不自由しないよう、アレルギーが治るよう、将来アレルギーを発症させたり酷くさせないためにも。