大人の食物アレルギー体験ブログ

花粉症、食物アレルギー、アニサキスアレルギー、金属アレルギー、健康 美容 病気 怪我などの中でも主にアレルギーに関わることをメインに書いていこうと思っています

「乳は不使用」のパン、女性が食べてじんましん発症…実際には

 2年半前に穀類全部で毎日蕁麻疹が出ていたので、目に留まった記事。

 

愛知県碧南市は25日、市がふるさと納税の返礼品として贈ったパンの原材料の説明に誤りがあり、口にした大阪府枚方市の30歳代の女性がじんましんを発症するなど体調不良を起こしていたと明らかにした。市は女性に謝罪し、同じ返礼品を受け取った167人におわびと注意喚起の文書を送った。

 市によると問題の商品は市内の業者が製造した「グルテンフリーお米パン詰め合わせ」。業者から提出された書類には「小麦、卵、乳は不使用」と記載され、市はこれをもとにふるさと納税サイトの紹介文を作成していた。

 しかし、実際はパンにかけられたチョコレートに乳製品が含まれ、パンの包装に貼られたラベルにも記載があった。女性は医療機関にはかかっておらず症状は軽いという。市経営企画課は「早期の回復をお祈りし、再発防止に努めたい」としている。   読売新聞オンライン

 

 

私はアニサキスアレルギー発症後に、小麦や米など主食で毎日蕁麻疹が出て具合が悪くなるのが怖くて、しばらくの間、穀類除去生活をしていた。

顔に蕁麻疹が出るだけでなく体がしんどいのだ。

多分風邪の時に体がしんどいのと同じように、体の中では異物を追い出す戦いが起きているからだろう。

 

その後、アレルギー科医の、いずれ穀類は元のように食べられるとの予言は当たり、半年後には穀類を食べられるようになっていた。でもそれはアレルギーが治ったわけではない。

アレルギー症状が出なくなっただけのことだ。

 

そして穀類でのアレルギー症状は最近再び再発したようで、ここ数週間ずっと毎日蕁麻疹がでて体調が悪い。

野菜や果物の場合は口腔症候群で口、喉、消化器官に違和感が出てお腹を壊すので、それもあって余計に食事がつらい。

 

今の所大丈夫だと思えるのは肉類と大根、キャベツ、白菜などのアブラナ科野菜とネギ、ニラ、玉ねぎ、ニンニクやらの匂いが強い系野菜根菜だ。

冬は食べられる野菜が多く助かる方なのだが、今は穀類除去をしていないので毎日とても調子が悪い。

 

2年半前の除去生活で栄養が偏り、それも体調不良がひどかったからだ。

さすがにお腹を壊すとわかっている物は避けるが、今は穀類だけは毎日蕁麻疹を我慢して食べている。

 

どちらが実際体に悪いのかを天秤にかけ、毎日の除去食生活でそれは医師にもわからない為に、自分で人体実験しながら調整するしかない。

 

最初に貼った読売オンラインの記事に話を移すが、人間誰でも間違いはある。

だが、この記事のケースでは蕁麻疹で済んだが、場合によって誤表示のせいで命を落とすことも考えられるのでアレルギー患者の食事は命がけだ。

 

昔はこんなにアレルギーという言葉は聞かなかったが、昨今何らかのアレルギーを持つ人は少なくはない。

花粉症だけでアレルギーとは無縁、と思っている方は要注意。花粉症、交差、と検索すると自分が注意すべき食べ物がわかる。

 

今回の記事では患者としては注意のしようがない。

アレルギーへの知識や理解、認識はどんどん進んでいて、食に携わる仕事の人も注意はしてくれているはずだと思うが、それでももっと広まるように、との気持ちも込めて今日は冒頭から記事の引用をした。

 

子どもは成長によって治る可能性があるが、大人のアレルギーはほぼ治らないと言われている。アレルギーの解明、予防法、改善法、特効薬などの研究が進むことを願ってやまない。