大人の食物アレルギー体験ブログ

花粉症、食物アレルギー、アニサキスアレルギー、金属アレルギー、健康 美容 病気 怪我などの中でも主にアレルギーに関わることをメインに書いていこうと思っています

精神的耐久性が低いと言われて苦しかった時に助けられた言葉。

本人に向かって「精神的耐久性が低い」などと、人に言われる機会はあまりないと思う。

私も直接言われているわけではないが、くも膜下出血で脳に損傷を負った後遺症でリハビリ通院をしていて、リハビリの計画書に書かれてあるので嫌でも毎月目にすることになる。

 

今現在の後遺症の調子はどうかというと、脳を使うことが疲労につながり長時間は集中力が続かない。

注意欠陥も随分ましになり、家事は時間をかけてもいいしやり直しもできるが、外で仕事をしたらもちろんスピードは大事なので今はまだ無理な状態だ。

 

家でもなにかリハビリを、と最初の頃は脳に役立つゲームと始めたばかりのベース演奏、フリマ出品を家事以外のリハビリとしていたが、最近はこうして文章を書くこともリハビリになっていると思う。

 

精神的に強いのか弱いのか、人から見て、わかりにくい人とわかりやすい人がいると思う。

私の場合は、我慢強い面を見てくれる人には強い人だと思われている気がする。

けど実際は我慢をした分は、体の不調となって現れている。

 

さすがに自分でもこれはダメだ!我慢しすぎるのはやめよう、と思ったのはサイトメガロウィルスの再燃による急性肝炎になった時だった。入院もしたし、治るには半年から2、3年かかると言われてしっかり3年かかった。

 

当時は検索してもほとんどあがってこなかったサイトメガロウィルス、何それ??恐竜?って思うような名前を調べたら今は検索ヒットすると思う。

 

再燃という言葉も素人にはよくわからなかったが、要するにそのウィルスは珍しいものでなく、日本人の7割−9割が幼少期に知らずに縦横感染していて抗体は持っている。通常なら2度目はかからないはずである。

抗体があるのにもう一度再燃という形でかかるのは、よほど免疫力が落ちた場合だそうだ。

 

そしてストレスと免疫力は密接に関係しているとのこと。

と、言われたら思い当たることがある。当時の生活から今は解放されたがずっと我慢をしていた。

それが変わる兆しが全くなかったので、このままでは死んでしまうと思い、我慢することをやめ、そこから逃げることにした。

それ以降は意識して我慢を避けるようにしてきたつもりだ。

 

しかし性格というのはそう簡単には変わらないので知らず知らずストレスを溜め込んでいると思う。

今となっては心療内科で当時診断がくだっていた「ストレス脆弱性により消化器官に症状が出る」というのはアレルギーのせいかストレスかは分からないが、心療内科に長年通っているくらいだから、私のメンタルは決して強くない。

 

心療内科ではそのことを取り上げてどうこう言われることはないし、頑張った結果、病気になった人に頑張れとはももちろん言わない。

しかし脳外科となるとその逆になる。頑張れ頑張れとなるのだ。リハビリは早い方が効果があるからだ。

 

そこで最初に書いたリハビリ計画書の話になるのだが、要するにストレスに弱いと、毎月書かれているのを見てもどうすればストレスに強くなるか?

考えても全然わからない。

 

人生の後半になってからは物事を良い方に捉える努力はしてきた。不運でも不幸でも逆から見たら幸運で幸せになる。

その理屈はわかっているので、そう思うようにしている。

けど、そう思うようにしているというところ、それこそがストレスの根源でもある。

思うようにしているということは、本当は心からそう思えていないのだ。これではその心がけが良いのだか悪いのだかわからなくもなってくるというものだ。

 

ストレスはしっかりと体に現れる。私の場合、その急性肝炎だけでなく、アレルギーの悪化や体調不良、また脳の損傷の事故のときはヘルメットの中で顔も強打したので、腫れがひくまで数年かかった上、痛みや違和感もストレスとなり、目の下が痙攣するようになってしまった。

 

これは以前には無かった症状で、最近は顔の傷みが取れたにもかかわらずストレスを感じると目の下が痙攣するようになってしまった。

私が自分で意識していなくても体の方が先に警告してくる。

 

痙攣が気持ち悪くて、また人と話す時にも気になってストレスとなり、とまたここでマイナススパイラルから抜け出せないでいるし、今もまだ渦中にはいるのだが、ある人にふと心が和らいだ言葉を言ってもらえて心が救われた。

 

「ストレスに弱いことは別に悪いことじゃない。」「ストレスに弱いのは個体差」だ、と。

 

目から鱗だ。ずっと自分が悪いと責め続けてきたが、そう言われて考えてみれば植物でもどんな環境にでも強い植物と、手入れが難しくすぐ枯れる植物があるではないか、と。

 

植物を育ててもすぐに枯らしてしまう私の家には強いものだけが残っているので植物に置き換えるととてもイメージしやすかった。

ふと心が軽くなった。

 

それがどれだけ私の体に影響するかはわからないが、心が軽くなったのは確実だ。

100軽くならなくてもいい。10でもいい、1でもいい。極端に言えば今は0でもいい。

とにかく今まで下降し続けているのが止まるだけでもいい。

 

いつも元気を与えてもらっているその人には感謝してもしきれない。

 

もし同じような悩みを持つ人がいたら、私は自分がイメージした植物に例えてその言葉を誰かに伝えたい。

「ストレスに弱いことは別に悪いことじゃない。」「ストレスに弱いのは個体差」それも個性なんだから悩まないで!という内容を。